モアイの誘い
ムーチャスエルテのジフ ムーチャ・スエルテはスペイン語で『がんばって』という意味です!!

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ECUADOR
第 10 話
アクセサリー販売と偽札
2000年11月25日
プラザサンフランシスコ
スークレ
サンフランシスコ広場から
ホテルスークレを望む
僕はそのころ、 日本人ヒッピーのKATSUさんやKIYOSHIさんから アクセサリーを作る技術を教わり、 自分でオリジナルのアクセサリーを作るようになっていた。 そしてKIYOSHIさんと一緒に 新市街の民芸品市場などに売りにいっていた。 アクセサリー作りは面白く、 なぜか自分が作ったものは苦労しているせいか かわいく見えてしまう(笑) ある日、スークレの部屋から サンフランシスコ広場を見ると人々がお祭りのため ステージを作っているのが見えた。 キト祭りももうすぐか。 今年もさぶいのだろうな(笑) と思いながら、 のん気にタバコを吸い始めた。 さすがにキト生活が2年目になると、 大体の行事はすでにしっているので興奮がない。 注:このように行事があたりまえに感じるのは   よくない兆候なので旅行者は注意せねばならない。   けど、そんな長くいる旅行者はいないので、   注意する必要もないだろう(笑) そのとき。 僕の頭に走馬灯が走った。 お祭り→大勢の人→熱狂→アクセサリーの購入→あなたも僕も大満足♪ なんという、自己中心的な発想であろうか。 僕はすぐに作ったアクセサリーを飾るのに 必要な飾り台の制作にとりかかった。 今はすでに午後4時すぎ、 果たして夜までに完全な準備は整うのだろうか ・・・・・ ・・・・ ・・・・それから数時間後、     サンフランシスコ広場は人で溢れかえっていた。 僕はダンボールをベースに、 その上を綺麗な高級な布で覆った飾り台に、 自分の作ったブレスレットやピアスなどの アクセサリーを飾って、広場に出た。 とりあえず、外国人である 僕が注意せねばならないのは警察である。 それというのも、外国人が許可なしに物品を 販売するのは当たり前のことだが、禁止されている。 警察に見つかったら、 彼らに小遣いをせびらせる機会を与えてしまう。 僕はまわりに警察がいないのを警戒しながら、 飾り台を地面において商売をはじめた。 これぞ、ゲリラ商法である。 飾り台はダンボールで 作られているので軽く、持ち運びが自由である。 したがって、警察がきてもそれをすぐに持って逃げれるのである。 やはり、お祭りということもあり、人通りが多く 見てくれる人もちらほらいた。 売るときに思うのはサクラが 重要であるということだろうか 人間には群集心理があるようで、 人が興味を示しているものに 同じように興味を示してしまう。。 子供達が飾り台の前で アクササリーを見てくれているので 他の人も何が売っているのだろうと、 集ってきた。 こうして、2,3つ売れていった。
種(サンペドロの涙)を使ったブレスレット
オリジナル
私が販売していたブレスレット
この素材の美しさが光る。
お風呂にはいると艶がでていい
僕が思うに子供たちは アクセサリーに感心があるのではなく 外国人の僕に感心があったのだと思う。 しかし自然にサクラになってくれた 子供たちに感謝せねばならない。 売れたケースには、かわいい女の子がきて、 彼氏におねだりして買ってもらったケースがあった。 やはり、全世界共通して、 男性は女性に弱いということだろうか(笑) また、10代の男の子で彼女にプレゼントするんだと。 ピアスを買ってくれた人もいた。 というかんじで、売上げは5ドルほどになった。 単価が1ドルとか、 50セントなのを考えるとなかなか売れたほうだった。 まあ、1ドルのものを作るのに 1時間かけることもある自分の稼ぎは・・・ と聞かれると・・・返答に困るが、 そのときのエクアドルでは1ドルの価値は非常に大きかった。 大人が1日働いて3ドルもらえるかくらいだったからだ。 日本の尺度では1000円以上のものを 購入するくらいの気持ちはあるのだろうか。 とにかく自分が作ったものを、 かわいいといってもらい、買ってもらえるのは 嬉しいものだ。 僕は自分の作ったものを、人に買ってもらっていて 嬉しくなっていた。 そして、またお客さんがやってきた。 小太りの黒人のおばさんだった。 アクセサリーをつけては、似合うかしらと自分に きいてきた。 僕の作ったアクセサリーはどちらかというと子供向けや 若い女性向けのアクセサリーなので、 あまり、似合っていないな〜と思ったのが、 商売トークで Te parece bien ( 似合ってます ) なんていっていると、5ドル札をだして お釣りちょうだいと おばさんはいいだした。 僕は今日はなんてよく売れる日だろう。 やっぱりお祭りはいいよく売れる。 僕は5ドル札を受け取り お釣りの3.5ドルを渡した。 それから、数十分後、 もう売り始めて2時間ほどもたっただろうか。 一緒にホテルスークレに泊まっているセニョールが 様子を見にきてくれました。 『 どう。さかもっちゃん。売れてる? 』 『 セニョール。こんばんは。ぼちぼちです 』 『 ぼちぼちってことは売れたってことでしょ。よかったね。   売上はどのくらい?』 なんて会話をしていました。 僕は売上はいくらだろうと数えることした。 1ドル。1ドル。0,5ドル。1.5ドル。1.5ドル。と頭の中でも 売上は数えられるほどのものだったが、 僕はもう一度数えてみることにした。 やはり、稼いだお金は数えたくなるのが人間というものだ。 そして、さきほど、売り上げた5ドル札を 両手で持ち、灯りに向かって頭上に上げてみた。 そのときだった。 僕の時間が止まった。
タイガーアイを使ったブレスレット
オリジナル
私が販売していたブレスレット
これはアルパカという アクセサリー用の針金を使って作る。 思い通りに針金を曲げれるようになるのには ちょっと時間がかかります
5ドル札の明らかな薄さに気がついたのだ。 僕は偽札鑑定は非常に得意だった。 それというのも、コロンビアでコロンビアの札とドル札を 回転させていたことがあるので、偽札の見分け方は 完全にわかっていた。 今までに何千枚というドル札をチェックした経験があるのだ。 そして、札を触ると必ず偽札チェックをするのが 癖にもなっていました。 しかし、今回はそれを怠っていたのだ。 僕は、はじめこの札は古いもので使われすぎて このように薄くなってしまったのだと 信じようと努力した。 しかし、もうちょっと明るいところにでて 札を見ると、本物を証明する重要なすかしが・・・・ なんと、印刷されたものだったのです。 僕はちょっと落胆して、スークレの自分の部屋へと 戻った。 部屋でぼうっと考えてみた。 たしかに、あのおばさんが誰がみても 似合っていないアクセサリーを買うわけはないよな(笑) あれは、自分が外国人だったので、札について しらないだろうという読みと 夜で暗いので、札のチェックをしにくいというのが 分かった上での行動だなと確信した。 ちょっと、商売の難しさを教えられた1日だった。 やはり、人間は自分の気持ちが高揚しているときに やられると反省した。 僕は自分の商品が売れる嬉しさで 札をもらったときの基本である 偽札チェックを忘れていた。 得に儲けはなかったのもの 自分の作った商品を買ってくれた人がいる ステキな日だったような気もする。 子供たちが商品を見て 『 BONITO 』( 綺麗だね ) と言ってくれたのが非常に嬉しかった。 次回お楽しみに!!
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ガラパゴス海亀アンディーの旅の話しのコーナー
アンディー みなさ〜ん。お元気ですか
アンディーです。
アンディー 英則。お前また失敗か!!
たまには成功した話を聞かせてくれよ
ひでのり アンディー
自分も成功した話を話したいと思っているけど
残念ながら、なかなかなくてね。
今回も失敗の話だよ
アンディー まあ、それはしょうがないか
何度もいうようだが、お前に成功の話は似合わない
ひでのり わかった。わかった。
ところで、今回の失敗も典型的な失敗だね
アンディー そうだな。
やられてしかるべきだったな
物事はうまくいっているときほど気を引き締めなくてはならない
ひでのり アンディー。そのとおりだね。
アンディー ところで、お前、ドルの偽札の見分け方を教えてくれよ
ひでのり わかりました。
自分のようにみんなが失敗しないように解説します。

1. 偽札はなんといっても紙の質が悪く、
コピー紙のようなもので作られています。

2.10ドル札以上のものは中央の偉人のスーツの
右首の部分にギザ(細かい凹凸)がついており、指先で確認することができる。

3.本物にはすかし(縦横に5ミリほどの透かし線がある)がある。

というのが、基本的なものでしょう。

一番重要なものは1のお札の質です

偽札の見分け方
赤丸で覆われた部分に凹凸があり、
指先で確認することができる。
普通の紙ではこの凹凸はだせない
赤く包まれた部分は
本来透かしが入っている。
すかしの中にはFIVE DOLLERSと
いう文字が入っている。
これは偽者なのですかしの部分が
印刷になっている

アンディー なるほど。なんとなくわかったよ。ありがと。
ひでのり 図があるのでそれを参考にされるといいと思います。
ひでのり まあ、とにかく。 自分の作ったものが人に買ってもらえるのは嬉しいことだな。
アンディー ああ。そのとおりだね。
嬉しいね。
ひでのり まあ、今回も失敗話しありがと。
次回の失敗を楽しみにしているよ
アンディー まあ、失敗の数なら多いよ(笑)
アンディー じゃ。また今度だな。
ひで そうだね。
それでは、みなさん次回お楽しみに!!
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ひでのりの旅で学んだこと
第 10 回 アクセサリー販売と偽札 2000年11月25日
ひで旅のメモ 1. 人はうまくいっているときに油断し、失敗する
2. 商売は戦いである?
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