モアイの誘い
ムーチャスエルテのジフ ムーチャ・スエルテはスペイン語で『がんばって』という意味です!!

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MEXICO
第 2 話
スペイン語の勉強法
1999年5月下旬
なんだかんだいってニューオーリンズから
メキシコシティまで一泊もせず、ダイレクトできてしまった。
無謀なほどの長距離であった。
しかしこの広大なアメリカ大陸を旅行していると距離感は麻痺する。
実家からたった100kmの東京に行くほうがよっぽど遠くに感じる。
このようになるのはやはり知らない町に行くことの好奇心が
長旅の疲れを感じさせないようにしているのだろう。

メキシコシティに着いてから、
同じ部屋になった梶谷さんから教材をコピーさせてもらい
勉強の手はずはととのった。
日本人宿のペンションアミーゴには隆太さんという、
メキシコ人の女性(チェリーさん)と結婚し、メキシコに住んでいる方がいた。
隆太さんはメキシコのボクシンググローブなどを日本に卸すことと、
洋服の設計をして生計を立てていた。

その隆太さんの好意で、隆太さんの洋服の仕立てをする
メキシコ人の経営する洋裁家庭工場を紹介してもらった。

僕はスペイン語を何も話せないので、隆太さんが家庭工場の人たちと
仲良く話しているのが非常にうらやましく感じた。

気持ち的には小学生のときに自分が兄のお下がりの服を着ているのにも
かかわらず、友達が有名なメーカーの洋服を着ているようなものであろうか。
ちょっと寂しいけど、自分の力ではどうにもならないようなもどかさを感じた。

それから午後の時間はその家庭工場の洋服作りを手伝いながら、
スペイン語を彼らと話をしながら勉強することになった。
その家庭工場の家族構成は、親父さん、奥さん、娘二人と息子一人。
それと長女のアレの子供が一人。家族以外には二人の女性が働きに来ていた。
( ここではアレと呼んでいるが、本名はアレクサンドラという、 こちらでも名前を略称にすることが多い。) 僕が驚いたことは アレに旦那がいないことだった アレはその当時19歳で子供は4歳になろうとしていた。 なんと15の時の子供なのだ。 これは自分にとって衝撃的だった。 なんで15で子供を作ってしまったのだろうか。 旦那はなぜ、アレと一緒にいないのだろうか。 そのことが気になって、隆太さんに尋ねてみた。 『 隆太さん。アレの旦那ってどうしてるんですか?なくなったんですか? 』 『 いや、生きてるよ。今でも連絡は取れるみたいだよ 。 』 『 なんでアレの旦那は一緒に住んでないんですか。 子供はアレの家族に任せっぱなしだし 。』 『 メキシコでは恋人時代うまくいっていても、 子供ができたら ハイ・サヨナラっていうのが多いんだよ 』 『 本当ですか。日本では考えられないですね。けど中絶は考えないんですか? 』 『 こっちはカトリックの教えで中絶はできないんだよ。 』 『 しかも15のときの子供って若すぎますよね。 』 『 こっちは・・キンセアーニョス ・・(スペイン語で15歳という意味)・・解説は下・・・というのがあって、 15歳になったら成人祝いをするから, 15になったら手をつけてもいいことになってるんだよ。』 『 随分と早くないですか?15歳なんて日本なら中学3年生でまだまだ子供ですよ。』 というようなことで自分の中の疑問は一応解決した。
自分はそこの工場で仕事の手伝いをしながらスペイン語を学ぶことにした。
スペイン語学習の初歩のメモ
スペイン語のメモ
スペイン語を学びはじめた頃は
このように メモによく使う言葉を書いて、
ポケットに入れておき すぐに言葉を
出せるようにしておいた。
スペイン語は全くの0からのスタートなので、 頻繁に使う言葉はメモして ポケットにいれていつでもいえるようにしておいた。 また隆太さんと一緒にいるときは使いそうな言葉を スペイン語で教えてもらった。 『 隆太さん。かわいいって スペイン語でなんというんですか? 』 『 ボニータっていうね。 ボニータは日本語のかわいいってかんじだな。 愛嬌とか含めてね。容姿が美しいっていうのはリンダが使われるな。 またはグアパ。グアパは美人って感じだな。 あとエルモッサというのがある。 これは容姿がきれいというのに、 気品があるっていうニュアンスもはいってるね。 エレガントってかんじかな 』 『 女性の綺麗というのもいろいろあるんですね。 』 『 まあ、ラテンは情熱の国だから、 男と女にはじまり、男と女に終わる 』 『 ところで駅ってなんというんですか。 』 『 エスタシオン 。』 といった感じで語彙を増やしていった。 実際住んでいる日本人の方にそのまま よく使う語彙を教えてもらうことができたので 実践で使える単語の量は日に日に増えていった。 そして、学んだ言葉はいつでも メモ帖にメモして、 ポケットに入れておいた。 アレの家の洋裁工場通いは一ヶ月ほど続いた。 そのあとも隆太さんにはボクシングの指導もしてもらったり、 メキシコのボクシングチャンピオンの練習風景を見に行かせてもらったり。 随分とお世話になりました。 隆太さんに感謝するしだいです。 続く!!
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用語解説 キンセ・アーニョス 元の場所に戻る
ロレーナ ロレーナの15歳の
パーティ−の写真
quince anos (15歳)15歳を祝うパーティー。 直訳すると15歳ということ。 ラテンでは15歳になったのを祝って盛大なパーティーを開く。 女の子は白い純白のドレスを着て、みんなに祝福される。 写真の女の子はメキシコ人のロレーナで、アレの幼馴染。
日本は成人式で市役所とかに集まったりするけど。 ラテンでは会場を借りて、親戚や友達を呼んでパーティーをします。 ラテンは家族の愛といった、 日本が忘れている古き良さがあるなと感じることが大いにあります。
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ガラパゴス海亀アンディーの旅の話しのコーナー
アンディー みなさん。どうも。ガラパゴス海亀のアンディーです。
お元気ですか?また今日も英則のどうでもいい話しを聞く仕事がはいりました。
アンディー 英則。元気か。アンディーだ。
今日もデートで忙しいから早く切り上げてくれよ。 ところで、メキシコの家族と知り合いになったらしいな。
ひでのり アンディー。そうなんだよ。アレハンドラ一家なんだけど。洋服を作る家庭工場を営んでる。
そこでサルサをおしえてもらったり、スペイン語をおしえてもらったり楽しかったよ。
アンディー それはよかったな。隆太さんに感謝しろよ。けど、旅にでたらそこの土地に詳しい人と友達になるというのはいいな。その人の暮らしの知恵、知識、人間関係を教えてもらえるからな。それは旅のテクニックかもしれないな。。
ひでのり そうだね。隆太さんはチェリーさんと結婚してメキシコに暮らしている人だから、相当詳しいよ。面倒見がいいし。ほんとに感謝だね。 ところで、アレが女手で子供を育てているのにはビックリした。
男が逃げるなんて日本では考えられないけどな。
アンディー そうだね。ラテンは残念ながらそういうこともあるな。
けど、女性はそんなことにへこたれずに前向きに一生懸命いきているぞ。 うん。まあ。 ラテンは結婚が早いしな。大人として見られるのも早いしな。15になったら大人だよ。
ひでのり じゃ、アンディ-今日はこのへんで。またサブリーナちゃんが待ってるんだろう?
アンディー 英則。お前もやっと気が利くようになったな。まあ、今日はアンジェリカちゃんだけどな。
まあサブリーナチャンには内緒だぞ。
それじゃ、ひでのり。またな。お年寄りは大切にしろよ!!
ひでのり アンディー。ありがと。
みなさん。最後までありがと。 また次回お会いしましょう!!
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ひでのりの旅で学んだこと
第 2 回 スペイン語の勉強法 1999年05月下旬
ひで旅のメモ 1. メキシコは15歳になったら盛大なパーティーを開いて祝う
2.ラテンの国では男性が子育てを放棄することが多いので未婚の母が一生懸命子供を育てていることがある。
3. 隆太さんのようにその国に明るい人と友達になると、その国に溶け込むのが早い
4. 海亀アンディーは二股かけている。
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