モアイの誘い ムーチャスエルテのジフ
ムーチャ・スエルテはスペイン語で『がんばって』という意味です!!

Mascara de Oro
黄金仮面
2003.10.08

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黄金仮面
黄金仮面(Mascara de Oro)は日本人考古学者 島田泉さんによって 1991年にワカ ロロ(Huaca Loro)の東の墓(Tumba Este) から発掘されました。紀元後750年〜1375年の シカン文化のものです。場所はペルー北部のチクラヨから 北に56kmの町バタングランデのポマックの森の中です。
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黄金仮面
90枚の羽が黄金仮面に使われています。 この黄金の羽は金40%-銀40%-銅20%の 合金で作られています。シカン文化はこれらの金属を 調合する技術を持ってました。 またこの合金をTUMBAGA(ツンバガ)と いいます。 この黄金仮面は高さ110cm、幅60cm, 総重量2.5kg、仮面重量677gです。
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シカンの黄金仮面を発掘した島田泉 教授とは
島田泉教授はこの黄金仮面をシカンの遺跡ワカ ロロのプラットフォームの 東の墓から発見しました。島田教授は学者であった父と一緒に アメリカに渡り、14歳のときにその地に残ることを決意します。 それから考古学を志し、現在は 南イリノイ大学で教授職をされています。島田教授が1991年にこの黄金仮面を 発掘するまではシカンという文化は存在を認められていなかったそうです。 ですからこの州の地名のランバイケ文化といわれていたようです。 日本人考古学者島田教授の大発見によって世界的にシカン文化が認められました。 島田教授のこの文化の存在のインスピレーションを受けたのはインカの 金製の像を見ているときだったそうです。インカの像といわれているものには 目が丸いものもあるし、目が羽根型をしているものもあり、これが一つの文化に よって作られたものであることに疑問を感じたそうです。 また島田教授はこの遺跡を発掘する際にHUAQUERO(盗掘者)から聞き込み調査などを して発掘にのぞんだそうです。

黄金仮面
金に赤が塗られているのが分かります。 シカン文化ではこの赤は身分の高い人しか 塗ることができませんでした。赤は生命の源である血の 象徴とされていました。 上のコウモリは血を吸うコウモリがいたことから 血の象徴として使われています。 シカンの前の文化モチェでコウモリが血の象徴として用いられており、 その影響を受けています。
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シカン = ナイムラップ
シカンとはシカンの人々の言葉MOCHICA【 月の神殿(家)= Templo de la luna 】という意味です。島田教授が名付けたそうです。 シカンの人々はNAYMLAPという神を信仰しました。 NAYM-LAPとは黄金仮面もナイムラップを具現化したものであるし、 このワカ ベンターナの壁画もナイムラップを具現化したものです。

シカンの人々が信仰したNAYMLAPとは
シカンの人々が信仰したナイムラップですが、ナイムラップとは 神話に登場する人物です。ナイムラップはシカンの人々に 全ての文化を教えた人物でした。彼は死んで海鳥(AVE DE MAR)に 姿を変えてバタングランデ( シカン文化の興った場所 )を飛び回り、 天に消えたそうです。黄金仮面についている羽は ナイムラップが鳥に姿を変えて天に飛んでいったという神話から のものなのでしょう。

黄金仮面
黄金仮面の目は赤い部分はアンバー、 緑色の瞳の部分はエメラルドでできています。 これらはコロンビアから交易で手に入れたものだそうです。 この地域は銅がよくとれたので銅を中心に交易をしていたそうです。 ちなみにこの仮面には覗き穴はないので、仮面をかぶったら 何もみえません。
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神輿
高貴なものが乗っていたとされている 神輿(Litera)です。儀式などでは 仮面をかぶった王がこの神輿に乗って 現れます。この風習はこのシカンを1375年に 滅ぼしたトルヒージョのチムーも受け継いでます。 担ぐ部分の動物は猫科の動物だと解説されていますが、 島田教授はペルーにしかいない犬ではないかと 解釈しているとガイドが言っていました。ちなみに 神輿は黄金で覆われ、また装飾されていました。

黄金仮面
この黄金仮面の特色としての赤は血の象徴であり、また高貴な身分のものしか つけられませんでした。また羽についてナイムラップの神話から説明しました。 またもう一つの特徴である丸型の金や鼻の細長の金ですが、 これは全て雨の滴を形どっているものです。この地域は降水量が 少ないので雨が降ることが重要だったのです。この地域の雨で 重大なのがエル・ニーニョ現象です。エル・ニーニョについては 別の機会に話します。
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神輿の装飾の金
神輿の外側に施された金細工。 ナイムラップ=シカンが施されています。 頭から飛び出しているのは羽です。 神話でナイムラップは鳥になって天に向かいます。 また両手に持っているのは高貴なものしかもてない 杖です。6枚の金で作られています。 これらの黄金は現在チクラヨから来たに18kmのファルレニャッヘという町の シカン博物館に展示されています。チクラヨから20分程度です。
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HUACO REY
土器にもシカン像が組み込まれています
ワコ レイ
一番上の像がシカンです。特徴としては4つの角のような ものがでていることです。

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